■代表的な溶射材料の特性及び用途例
セラミックス系溶射材料
| 材 料 名 | 皮 膜 の 特 性 | 用 途 例 |
| グレイアルミナ (Al2O3 TiO2) |
・耐磨耗性 ・耐溶融金属 |
・スピンドル・電極板絶縁 ・ブレーキパッド ・繊維機械(糸道等) ・ロー付炉中ロール・ポンプ部品 |
| ホワイトアルミナ (Al2O3) |
・緻密・耐磨耗性 ・耐酸化性 ・電気絶縁性 |
・高周波焼入コイル・電気絶縁 ・各種プランジャー・炉中棚板 ・ロケットノズル・アルミメッキ浴槽 |
| チタニア (TiO2) |
・耐磨耗性 ・緻密 ・耐酸化性 |
・磁気ヘッド ・静電気発生を嫌う摺動部 |
| アルミナチタニア (Al2O3 TiO2) |
・耐磨耗性 ・緻密 |
・繊維ガイド ・ガイドロール |
| 酸化クロム (Cr2O3) |
・耐磨耗性 ・耐食性 |
・ポンプ部品 ・伸線機、キャップスタンロール |
| アルミナジルコニア (Al2O3 ZrO2) |
・耐磨耗性 ・高靭性 ・化学的安定性 |
・摺動性部品 ・セッター |
| スピネル (Al2O3 MgO) |
・耐磨耗性 ・化学的安定性 ・耐熱性 |
・酸素センサー ・製鋼用、焼結炉用耐熱・耐火材 |
| ジルコニア・イットリア (ZrO2 Y2O3) |
・耐熱性 ・断熱性 ・固体電解質 |
・ジェットエンジン部品 ・断熱壁 |
| クロマイトサンド 黒体 | ・遠赤外線 | ・ヒーター類 ・食品加熱器具 |
| 電導性セラミック | ・電気伝導必要なセラミック | ・IT関連機器部品 ・静電気対策 ・耐磨耗性 |
複合粉末系溶射材料
| 材 料 名 | 皮 膜 の 特 性 | 用 途 例 |
| クロムカーバイド・ニッケルクロム系各種 (炭化クローム) (Cr3C2/NiCr20〜25%) |
・耐高温腐食性 ・耐高温磨耗性 |
・原子力部品 ・ディーゼルエンジン部品 ・高温バルブシート ・化学プラント装置 ・ガスタービン部品 |
| タングステンカーバイド・コバルト系各種 (超硬) (WC/Co12〜20%) |
・高硬度・耐磨耗性 ・耐衝撃性 ・耐アブレーション ・耐エロージョン ・耐フレッティング磨耗性 |
・射出成形スクリュー ・印刷機械部品 ・ガイドロール ・内燃機部品 ・フレッティング部品 ・航空機部品 |
| タングステンカーバイド・ニッケルクロム系各種 (WC/NiCr) |
・耐摩耗・耐腐食性 ・高靭性 ・耐衝撃性・耐熱衝撃性 ・耐キャビテーション磨耗 ・耐湿式磨耗性 |
・プランジャー ・ポンプ部品 ・石油化学プラント部品 ・タービンブレード ・建設機械部品 ・粉砕機部品 ・各種ローラー ・各種スクリュー |
| タングステンカーバイド・自溶性合金混合 (WC/Co /NiCr) |
・耐磨耗性 ・耐摺動磨耗性 ・耐キャビテーション磨耗 |
・ガラス成形用プランジャー ・水車羽根 ・ポンプ部品 |
| ホウ化物系各種 | ・高温耐食 ・溶融金属の耐溶 |
・アルミ鋳造金型部品の溶損対策 ・ダイキャスト金型部品の溶損対策 ・各種プラントのガス耐食対策 ・焼却炉(高温)耐熱対策 |
メタル系溶射材料
| 材 料 名 | 皮 膜 の 特 性 | 用 途 例 |
| アルミニウム (Al) |
・大気防蝕 ・耐熱 |
・誤作不良品の再生 ・機械部品の耐熱、耐食性の強化 ・構造物等の防蝕 |
| 銅・銅合金各種 (Cu) |
・電気伝導性 ・焼付かじり防止 |
・電導性皮膜・電磁カット皮膜 ・銅合金一般肉盛 ・軸受けメタル |
| ステンレス系各種 SUS300〜SUS400系 |
・耐食性 ・耐熱性 ・耐磨耗性 |
・各種機械部品(耐食 耐熱 耐摩耗) ・一般機械部品の補修、メンテナンス |
| モリブデン系各種 (Mo) |
・耐磨耗性 ・焼付かじり防止 |
・機械部品、軸受け、スライド部 |
| 高炭素鉄クロム系各種 (Fe Cr C0.8%〜1.1%) |
・耐磨耗性 | ・一般機械部品の耐摩耗、再生 |
| コバルト合金系各種 (Co・NiCr) |
・耐磨耗性 ・耐食性 |
・ポンプ部品 ・化学プラント部品 ・耐食機械部品 |
| ニッケルクロム系各種 (NiCr) |
・耐磨耗性 ・耐食性 ・耐衝撃性 |
・ポンプ部品・化学プラント部品 ・建設機械 ・鉱山、セメント機械部品 |
| ニッケルクロムアルミ (NiCr/Al) |
・自己結合力 | ・各溶射材料の結合材(下地材) |
| ニッケルアルミ (Ni/Al) |
・自己結合力 | ・各溶射材料の結合材(下地材) |
| MCrAlX合金(耐熱合金) | ・耐高温腐食性 ・耐熱衝撃性 |
・高温下における下地材 ・炉内部品、製鉄部品の耐熱・耐食 |
※記載以外、100種類以上有り、成分・特性・用途・実例は連絡して頂ければ、係の者より、より詳しい内容、資料がお届け出来ます。